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第1次句会 秋の陽の奥まではあと幾曲り 高野ムツオ 特選句(良き表現は赤、至らぬ表現は青文字です) 山国の光体であり秋の滝 敬志郎 主宰評☆★☆パターン化しているが発見あり。水の光が見える。 栗駒山の紅葉を空に貼りにけり 笹舟 主宰評☆★☆発想が楽しい句 山々に声を尽くして水澄めり 敬志郎 主宰評☆★☆あっさりしているが好きな句。 山国の青空の隙 七竈 智子 主宰評☆★☆隙と言えたのが良し 山軋む通草が口を開くとき 遊蛍 主宰評☆★☆山軋むを感覚的に捉えている (特選句の人には主宰から色紙がプレゼントされました。) 入選句 沢辺とは床しき名かなひつじ伸ぶ 勇喜 (ひつじ・稲刈りしたあと伸びた稲の事で漢字でした) 主宰評☆★☆地名がもっといい名があるのではないか。 ぞんぶんに秋日いただく隠れ墓 山女 行く秋の水に木の香や駒ヶ岳 遊蛍 主宰評☆★☆駒ヶ岳の地名が良くないが中七がよろし 陸奥の鬼が踊りし櫨紅葉 稲人 主宰評☆★☆踊りしでは無く「や」としたい。鬼のとする。 栗駒山(くりこま)のしずかなる意志秋の鳶 きみこ 主宰評☆★☆栗駒らしいが秋が良くない 栗駒山(くりこま)の昏れて鶏頭昏れ残る 誠一郎 主宰評☆★☆鶏頭の暗い赤が見えて良い 八幡太郎義家疾駆カンナ咲く 誠一郎 主宰評☆★☆この地のことを良く言い得ているがカンナ咲くはまずい 棒稲架の影はそれぞれ鰯雲 節子 主宰評☆★☆中七の発見良し 夕紅葉明日の色を秘めてをり 昭子 主宰評☆★☆明日への期待感が書けているが少し甘い どんぐりのひかっているよひからびない いちろう 主宰評☆★☆下五の発見あり (いちろう君は小学一年生です) 第2次句会 飛ぶならば紅葉の上を綺羅を被て 高野ムツオ 特選句(良き表現は赤、至らぬ表現は青文字です) 胸底にしぶきをなせり山紅葉 敬志郎 主宰評☆★☆中七がよく解った 爽籟も加へて記念写真かな レイ 主宰評☆★☆属目として解りよい 山秘する蒼の暗がりいのはな茸 竹丸 (いのはな茸は猪の鼻のような形の茸ですが香りが良いので茸飯にします。竹丸も初めて見ました) 主宰評☆★☆蒼暗色の印象が出ている 海彦が山彦を訪う秋日和 智子 主宰評☆★☆今日の感じを捉えているが類想 ここまでが道そこから紅葉山 笹舟 主宰評☆★☆あっさりしているが「そこから紅葉山」で異界の感じあり 入選句 紅葉野に眠り前世の虫と化(な)る 宇良 主宰評☆★☆「紅葉野」ではなく草紅葉ではないか 後ろ盾ある木犀の香なりけり 里永子 主宰評☆★☆中七の感覚が独特 くものうえくりこまひかるあきびより いちろう 主宰評☆★☆くものうえ「の」を入れると解りやすい 舘山寺色なき風に吹かれ来て シン 主宰評☆★☆しっかり出来ている 萬紅に人消されゆくいわかがみ 半信 主宰評☆★☆上五中七はいいが「いわかがみ」が不満 (いわかがみは地名ですが花とも取れるので紛らわしい) 師の国の朝露なれば濡れてゆく 敬志郎 主宰評☆★☆短歌的で甘いがよろしい もののけと供に夜霧の端に居る 遊蛍 主宰評☆★☆夕べの雰囲気あり 栗駒の北風小僧まだ幼な きみこ 主宰評☆★☆中七がよく出来ていて雰囲気あり 凡愚にもなりかねている風知草 宇良 主宰評☆★☆「も」が気になる 栗駒山紅葉走りと思いけり 誠一郎 主宰評☆★☆今日の吟行をさらりと書いている 天界と下界になびく芒原 豊 主宰評☆★☆雰囲気がでている 寂しさの不意に寄りくる紅葉谷 稲人 主宰評☆★☆紅葉谷の華麗さのなかの寂しさ (お世話下さった佐藤さん他皆さんお疲れさまでした。紅葉が綺麗で楽しく過ごしました。 高野食堂のラーメンは美味しかった。有り難うございました。竹丸) |
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