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当月佳作抄 2025年8月 №483
ムツオ推薦
- 汗ひくや遠き砂漠を昇る月
- 川口 真理
- 大胡坐かいて受け止む梅雨の入り
- 冨所 大輔
- さざなみの色うつりゆく半夏生草
- 津髙 里永子
- 脛長き者ら遠野火に立ちすくむ
- 小島 ノブヨシ
- 炎昼に乳房拡げて死せりけり
- 八島 岳洋
- 老鶯が迎えるのみの故郷かな
- 永野 シン
- 声知らぬ遺影のならぶ夏座敷
- よしの 公一
- 卯月波にらいかないの笑ひ声
- 中村 春
- いつ癒える緋の旋回の熱帯魚
- 斎藤 真里子
- 亡き人の笑顔に手花火の煙
- 遅沢 いづみ
- 時計草水平線が見えてくる
- 髙橋 薫
- 降りてきた蜘蛛も私もホログラム
- 千葉 和珠
- 街老いて温泉ばかり熱きまま
- 長谷川 克史
- ところてん喫し廓寥たるばかり
- 樫本 由貴
- この世からすればあの世や蚊帳を吊る
- 菅原 はなめ
- 人間の消えてひれ振る熱帯魚
- 布田 三保子
- ががんぼの手足懐かし声恋し
- 石川 澄子
- 混沌と混沌運ぶ蟻の列
- 中村 すじこ
- 蓮の葉に弾かれ雨滴現世へ
- 川名 まこと
- 遠雷や操り人形動き出す
- 木村 菜智
- 立ち上がるときガーベラの蕊になる
- 檜野 美果子
- 偽りの一粒もなき熱砂かな
- 羊 洵
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パソコン上表記出来ない文字は書き換えています
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